こんにちはYuiです : )
今日は、西アフリカのセネガルという国を愛してやまない素敵な女性“宮村 暢子さん”について語ります。
宮村暢子/Nobuko Miyamura🇯🇵
2020年アパレルブランドGUÉNEU(ゲヌ)を立ち上げる
アフリカ布を使った商品やセネガルをテーマにした商品を制作・販売し、売上の10%をセネガルの女性たちのための避難所支援に充てている
2023年秋よりJICA海外協力隊としてセネガルに旅立つことになった私は(この話はまた追々・・・)、日本でセネガルに関連した活動をしている人と会ってみたい!と思い、GUÉNEUというアパレルブランドを運営する宮村さんと出会う。
初めてお会いしたのは、在日セネガル人の方々が集うセネガル食料店。
ベビーカーをひいて登場した宮村さんはとても明るく、笑顔が素敵なママさんといった印象であった。
そのお店ではセネガルの伝統料理「チェブジェン」をいただいた。
魚の煮汁で炊いたピラフにも似た米料理で、こってりと味が染みており、かつスパイシーで美味しい!
驚く人も多いが、セネガルの主食は”米”である。
これから2年間セネガルで過ごす私にとって、食が美味しいことは何より嬉しい・・・!
そして宮村さんは見ず知らずの私にセネガルのことやブランドを立ち上げた経緯をお話ししてくださった。
きっかけは一冊の本との出会いだったという。
衝撃的な内容とともに感じる、著者のセネガルへの愛情。セネガルという国はどういう国なのか。興味をもった私は、セネガルへ旅立ちました。
GUÉNEU HPより
これは、7歳のときに地元の慣習で女性器の切除(FGM)を受け、13歳で見知らぬいとこと強制的に結婚させられ、5人の子を出産、収入をすべて夫に奪われるも、女性の人権を勝ち取るために戦い続ける・・・とあるセネガル人女性の実話である。
▶︎FGMとは
一人前の女性になるための通過儀礼とされ、アフリカ・中東を中心に2000年以上前から続く女性の性器をとったり、縫い合わせたりする行為のこと。性的な快楽を与えないため、女性たちの行動を制限するために行われている。切除されていない女子には社会的にネガティブなレッテルが貼られるなどの課題があり、未だに一部の地域でこの慣習は続いている。
私もこの本を読ませていただいたが、涙を流さずにはページをめくることができないような内容であった。
たまたまセネガルのとある土地に生まれただけなのに、抵抗することもできず痛い思いをし、やりたいことをするにも行手を阻まれてしまう。
地球の裏側ではこんなに辛い境遇の中、必死に生きている人々がいるのかと思い知った。
しかし、何度くじけても「定められた運命に従うものか!」と奮闘し続ける彼女の生き様はとても勇ましく、読み終えた頃には私が勇気をもらっていた。
彼女は現在もなお、FGMや強制結婚などを撤廃すべく女性や子どもたちの権利を守るために活動し続けている。
写真は彼女らが建設した女性たちのための避難所である。
10代でレイプを受け妊娠する女の子たちや、女性器切除から逃げてくる母子たちがいるにも関わらず、今までセネガルのティエス州には暴力を受けた女性のための避難所が1つもなかったそうだ。
避難所建設のための資金調達に難苦するも、宮村さんのサポートも加わり避難所が無事完成。
(正直、この一文で済ますには失礼すぎるほどの長い年月と苦労があったと思う・・・)
避難所には今も暴力を受けた女性や子どもを妊娠している女性たちが避難してきているという。
女性が男性と対等に生きていくためには、教育を受け、仕事を持ち、自立することが不可欠。
そのため女性たちを避難所に一時的にかくまうだけではなく、ゆくゆくは避難所の女性たちとものづくりがしたい。
宮村さんはそう語っていた。
そんな宮村さんが手がけるGUÉNEUは、現在ブランドの再スタートに先立ちクラウドファンディングを実施中である。
避難所を運営して女性たちの心と体をケアする、そして彼女たちが生き生きと人生を歩めるように手助けする。
著者のキャディさんと宮村さんが描く夢、そして宮村さんの赤裸々想いが綴られたこのページをぜひ読んでみてほしい。
GUÉNEU宮村さんが挑戦中の
クラウドファンディングはこちら!
https://rescuex.jp/project/91693
宮村さん、これからも応援し続けています!
Yui